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「注意します」という対策

ソフトウェア開発を行っている会社ならば、
客先で発生したバグの内容はデータベース化していると思います。
そのデータベースのなかには、暫定対策…発生したバグそのものへの対策であり(ようするに改修方法) と 恒久対策…今後同様なバグを発生させないための対策 があるはずです。

ここで重要なのは恒久対策なのですが、過去のデータベースを覗いてみると情けない恒久対策に遭遇することがあります。

たとえば、メモリリークのために発生したバグへの対策が「メモリリークを起こさないようにする」
NULLポインタへのアクセスによるアクセス例外への対策が「NULLポインタへのアクセスを起こさないようにする」

………見た瞬間に何ともいえない気分になります。

どちらの対策もバグに対して、「今後バグを発生させないようにします」あるいは「今後注意します」と言っているのと同じで、何の具体策も示していません。
データベース化されているということは、その対策はレビューを受けているはずなんですが…
よっぽどレビュアーの質が低かったのでしょうか?

失敗に対して「今後注意します」という対応は、何の対策にもなっていない

昔、まだ新人だったころに上長に言われた言葉です。
悪態のプログラマさんをみて思い出しました。
ちなみに、「今後バグを発生させないようにします」「以後注意します」というのも同類です。

「注意します」も「気をつけます」もどちらも心構えを言っているだけですし、「今後失敗しないようにします」は心構えすら言ってません。どの回答も具体策が無いので失格です。

問題に対する対策を立てる場合、具体的かつ実際に行動可能な対策を立てないといけません。
ただ、いざ実践するとなるとこれが非常に難しく、そもそも対策のたてようがないものもあります。
(たとえばC言語を使用している限り、NULLポインタを完全に防ぐのは多分無理です。ポインタを使うなともいえませんし…)

だからと言ってあきらめてしまったら、その時点でSEとしては終わりだと思います。
完全に防ぐのがが無理ならば、少しでも減らす方法ないのか等、日々考え続けたいものです。

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