« 見積もり手法「COCOMO/COCOMO II 」 | トップページ | 見積もり手法「KKD法」 »

見積もり手法「FP法(Function Point)」

昨日の続きで5つ目の見積もり手法です。

・見積もり手法「FP法(Function Point)」
ユーザ視点からの機能を 定量化をすることを目的にしていて、システムの機能量を計算する見積もり手法です。
LOCと同じく客観性を重視しています。LOCとの対比で特徴をまとめると、
・LOCは開発言語に依存してしまうため 異なる開発言語間では使えません。しかし、FP法は開発言語に依存しません。
・実際に開発した量ではなく、開発する機能の量を測るため、ユーザの立場から値をとらえやすくなります。

FP法で計測された規模はファンクションポイント(FP)と呼ばれて、コード数や工数などに換算されて利用されることが多いようです。

FP法にはいくつかの計測手法があり、中でも一番普及しているのが、IFPUG法と呼ばれる計測方法です。これは GUI系アプリケーションに適していると言われていますが、組み込みにはあまり向いていません。

ちなみに組み込み用FP法としては、COSMIC-FFP法という計測方法が存在しています。

欠点ですが、FP法の算出は、要求仕様書から行います。つまり、要求仕様書が確定する以前には算出できません。また他の手法に比べると見積もりに時間がかかりますし、見積もり手法の習得にも時間が必要です。

本気でファンクションポイント法を理解しようとするとそれだけで本がまるまる一冊かけてしまいますし、それだけ敷居が高いのが大きな欠点です。

ただ、他の見積もり方法が持っていない 信頼性の置ける客観性を持った数少ない見積もり手法です。欠点を補うだけの長所を持っている手法だと思っています。

|

« 見積もり手法「COCOMO/COCOMO II 」 | トップページ | 見積もり手法「KKD法」 »

「ソフトウェア」カテゴリの記事

コメント

GUI系は適している。
組み込み系は、不適?
ここで話されている組み込み系とは
バッチ処理、内部処理でしょうか?
FPは 深度が良く見えない(得に内部処理、バッチ処理系)と考えたほうがよいのでしょうか?

投稿: MASA | 2011年4月 7日 (木) 01時32分

バッチ処理との言葉を使われていることより、
オープン系の方でしょうか。
組込み系に関してはこちらの解説が詳しいです。
http://oshiete.goo.ne.jp/qa/1411467.html

FP法はシステムの外部から見た機能から算出します。
このため、内部処理を計るのは苦手です。

投稿: | 2011年4月 9日 (土) 21時46分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/100819/7892135

この記事へのトラックバック一覧です: 見積もり手法「FP法(Function Point)」:

« 見積もり手法「COCOMO/COCOMO II 」 | トップページ | 見積もり手法「KKD法」 »